エンジェルハープの歴史

 03-5306-2393

10時~20時・定休日火曜

エンジェルハープの歴史

Angel Harp -エンジェルハープ-

はじめに

画像

エンジェルハープを、初めて手になさる皆様。 また、楽器というものに接するのははじめてという皆様。 そして音楽そのものに、はじめて近づくという皆様。 この入門講座で、基礎を学びながら、音楽教室で楽しさを充分に味わって頂きたいと存じます。 ハープの起源ともいえるこの小型ハープは、膝に乗せて弾くことができますから、より人の心が伝わる楽器といえます。
はじめのうちは、なかなか上手く行かないかも知れません。 けれども、焦らずに、一歩一歩お稽古を重ねて行きましょう。 お稽古を続けて行くうちに、だんだんハープを弾くことがきっと楽しくなってくるはずです。 さあ、気分をリラックスさせて、はじめの一歩をご一緒にスタートいたしましょう。


ハープの発祥と歴史

画像

ハープの歴史・発祥は、具体的に誰が、いつ頃作ったかは定かではないが、古代遺跡の壁画などから推察すると、狩猟時代の狩人の弓が起源とされるであろう。
紀元前3世紀の天文学者ケンソリヌスの一説によると、太陽神アポロンが、狩の女神ディアナの放った1本の弓から発せられた音色に魅了され、その弓に数本の糸を加え最初のハープ(楽器の名前は記録にも残されていない)を作ったと言う伝説がある。また、このもっとも原始的な1本の糸を使った弓による楽器は現在もなお、アフリカの黒人達の間でも「アルク・ミュジカル」(楽器として使われる弓)と言う呼び名で広く演奏されている。
これは弾く者が弦を口に当て頬を共鳴胴として、口を膨らませ、頬の形を変えることにより、音程を変え演奏する。また、ひょうたん等の空洞のある硬い植物を共鳴胴として用いているものもある。近代ハープの原型と見られるもので、楽器として最初に改良されたものでは、一個の共鳴胴に対して複数の異なった長さの弓を取りつけた事であろう。
これは現在アフリカの楽器で「プリュリアルク」(複数の弓)と呼ばれ、今も頻繁に演奏に用いられている。


ハープの定義

画像

楽器『ハープ』の定義は、長さの異なる複数の開放糸 (弦)を張った三角状の形で、共鳴胴と弦がほぼ直角に 交わる物と言える。
また古代文明の頃には、弓状ハープと三角形ハープの2種類があった。

古代中近東における普及

画像

古代中近東文明の紀元前3000年以前、シュメール文明の頃には、「3弦の弓状ハープ」が広く愛好された。その後、弦の数も7本に増やされたものが記録に残っている。当時の演奏スタイルは、(座る)または(跪く)状態で、楽器は体から離されている。2600年頃のメシリム時代には、ハープを左の肩に当てて演奏している記録が残っている。
同じ頃のエジプトでは、5本から7本の弦を用い、約2メートル位の大きな弓状のハープが現れ、演奏者は座って斜めに楽器を傾けるか、或はしゃがんだ姿勢で演奏していたと思われる。

画像

この頃には、王様の前で演奏する職人、そして楽器を製作する職人も現れ、次第により美しく、また音色も改良された。この記録はラムセス三世(紀元前1198~1166年)の墓の壁画に残されている。この壁画に残されていたハープは、この王朝の権威と繁栄を象徴するように、その装飾には金・銀・銘木・貴石の数々が施され、王位を表す記号や双冠を付けた王者の頭部を飾りとしている物や、牡牛の頭を付けた物などがあり、弦数は10本から14本を用い、立って演奏された様である。これらから、既にハープは何らかの宗教的な役割を果たしていたのではないかと推測される。


戦とハープ

画像

紀元前1500年頃には、軍隊の行列に加わったりする為に、3・4本の弦を用い小型で軽量の弓状ハープが現れたが、その後アッシリアでは、三角形ハープが盛んに普及したものと思われる。
エジプトでは、 700年頃アッシリアを征服し、その戦利品として、この三角形ハープを召し上げ、広く国中に広まった。
シュメール文明を持つバビロニア人は、共鳴胴と糸を留める糸倉を付けた二つの部分からなるハープを考案した。この事により音量・音色を安定させ、より音楽的な表現が可能になったようである。

画像

この三角形ハープは、垂直に立てて、または水平に寝かせて弾かれる奏法が生まれた。垂直型ハープは、両手指をもちいて演奏するのに対して、水平型は、右手にバチを持ち、一本の弦を叩き、 左手は他の弦を押さえて共鳴を防ぐ演奏法で、リズミカルな表現に適している。
中世になって西欧では「ダビデ王」がハープを弾いた姿が教会の玄関や聖書の挿絵などに残っている。

画像

今日のハープに近い形は、シリア人の手によって現在の円柱に当たる第三の支えを考え出し、共鳴胴・糸倉・円柱の 三角形からなる構造の楽器が考案され、より優れた音色・音量と、構造上強固なものが発達した。


ヨーロッパにおける普及

画像

その後アイルランドにて「アイリッシュ・ハープ」が完全な三つの均整の取れた楽器として広くヨーロッパ中に普及していった。


東洋における普及と変遷

画像

インドやビルマでは、早くからエジプトやペルシャの影響を多く受け、紀元前2世紀ごろには弓状ハープ「キン」 「サウン」又は「ヴィーナ」と言う名前で、踊りの伴奏や合奏にも加わり発達した。形状は共に舟形の物で共鳴胴は舟体、マストが弦を支え柱になっている。(映画「ビルマの竪琴」の中で 水島上等兵が弾いているのがこれである。)
ギリシャでは、「ライアー」とよばれ7本の弦を用いていた。
中国や日本の「くご」は、下方に共鳴箱を持ち規矩(きく)形で、独特の形状をしている。


オーケストラとハープ

画像

1620年代になって、オーケストラの発達と共に音量が要求され、それと同時に半音操作の必要性が起こり、2列の弦を付けたダブルハープが考案された。
1689年にはそれぞれの弦に沿って小さな金属の爪を付けたハープ(フック・ハープ)が発明された。 1720年に入り、ドイツ・バイエルンにて、「ホッホブルッカー」によって、7つのペダルを持ったハープが考案され、その後様々な改良が行われ、1810年には入り、現在のグランド・ハープ(7つのペダルによるダブル・アクション・システム)が 完成した。
こうしてグランド・ハープが主流を占めていたここ200数十年の間「小型ハープ」はひっそりと音楽の舞台から 遠ざかりつつあったが、近年ヨーロッパを始め世界中で注目され直し、多くの製作家がこの「ノンペダル・ハープ」を 作るようになり、よりハープが身近な楽器になった。

画像

我が国に於いては、ピアノ・ヴァイオリン・ギター等、多くの愛好者に支えられ、国際的に活躍するプロフェッショナルが 多く排出され、ハーピストにおいても然り。しかし一般にハープイコールグランドハープが主流で、ノンペダルハープの 分野では今一つ趣味の域を越えず、教育機関も皆無に等しい現状であった。 しかし多くの女性が、一度は触れてみたかった楽器の第一に「ハープ」をあげている。趣味の領域を越え、ピアノ・ヴァイオリン等と並んで幼児の音楽教育の一つの手段としても、小型のノンペダルハープの 出現と一貫した音楽教育システムの確立こそ、21世紀を迎えた今こそ待ち望まれている。


エンジェルハープ誕生

画像

こうした中で1996年12月にパグプロモーションの山川俊純によって設計され、山形県天童市の天童木工の協力を 得て「エンジェルハープ」が誕生した。

又同時に「カルチャースクール」にて気軽に習い事として親しめる楽器としてその数も増加の一途を辿っており、 今後「明日を担う子供層」や子供の頃の夢を叶えたいOLや主婦、の多くの皆様方の趣味、習い事と演奏にと愛奏される事をに大いに期待したい。そしてその中から多くの国際的演奏家が又、さまざまな音楽シーンでこの「エンジェルハープ」奏者の活躍を望んで止まない。